月城文庫
お人形とかえるのぬいぐるみとなんでもない毎日

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ああ青春の宝塚

ひさ~しぶりにお芝居を観てきました。

「宝塚BOYS」です。
とても楽しかったです!
花柳家禄さんが、舞台の上でピアノを披露してくれるのですが、上手でびっくり!
多才な人なんですね~。

登場人物は9人という、小さな作りの舞台ですが、
笑って笑って、切なくてほろりとさせられる、そんなお話。

終戦後すぐ、ひとりの男性が歌劇団のボスである小林一三氏に手紙を書きます。
「宝塚に男性を入れたらどうか」という内容。
そして、「男子部」が結成されます。
集まってきた面々は、いつか大劇場の舞台に立つことを夢見て、お稽古に励みます…。

以下、ストーリーについて長~く語ってます。



これは、史実をもとに書かれた話です。
かつて、「宝塚歌劇団男子部」は実在しました。
そして、大劇場の舞台を踏むことなく、解散しました。

個性豊かで、ばらばらな男達が集まって、歌やバレエのお稽古をします。
でも、なかなか初舞台を踏めません。
ようやくきた仕事は、馬の脚……。
それから何年経っても、よくて舞台袖からのかけ声、影コーラス。けして顔が出ないのです。
生徒達からもファンからも、「男は必要ない」と批判を浴びます。
いつまでこんなことを続けるんだ、と不満と不安でいっぱいでした。
そしてとうとう、解散を言い渡されてしまいます。

彼らは、戦争をどうにか生き残った。
死と隣り合わせの毎日の中、たまたま終戦が来て、生き長らえたのです。
そして、夢を売る仕事に人生を賭けようとしました。
けれど上層部は理不尽で、何も知らされないまま日々を過ごし、
結局ふりまわされて終わってしまいました。
ここでまた、彼らは「負けた」ことを知らされたのでした。

実力があればいいというものではないのです。
努力すれば報われるというものではないのです。
そして、うまくいかなくても、それは力が足りなかったということではないのです。

そんな、切ない現実をつきつけられます。
彼らが必死になって過ごした10年近く、その時間は実らなかった。
でも、彼らは間違いなく、必死になって生きていたのでした。

このお話は再演です。
初演のとき、実際に男子部に所属していたかたが数人、観劇にみえたそうです。
舞台のラストでは、男子部のみんなが燕尾服を着て小さなレビューを演じます。
「モン・パリ」を歌い、踊り、大階段を模した電飾付きの階段から羽をしょって降りてきます。
その姿を、いったい彼らはどんな気持ちで見つめていたのだろう、と思ったら、切なくて泣けてきました。

そして、宝塚BOYSがいきいきと歌い踊る姿を見て、向かいの劇場に思いを馳せました。
(お向かいは東京宝塚劇場…休演日でしたが)
いろいろな時代があって、いろいろなひとたちが通り過ぎていって、
その上に続いてきた舞台という世界に、今の生徒さんたちは立っているのだなあ。

望んでも得られないか、夢を実現できるのか、
そこに至るまっすぐでない道をただひたすら歩くことでしか、結果はわからない。
人生の何においても言えることですね。
でも、そこをちゃんと生きてきたんだと言えるようでありたいです。
スポンサーサイト

テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/08/20(水) 22:13:30|
  2. ドール以外のこと
  3. | コメント:2

コメント

わわ~私も観たい作品なので、レポをじっくり読ませていただきました。
最後の月城さんのお言葉にドキッとしました。確かに、そうだなぁ…。何を得たとか結果を残したとかじゃないんですね。自分の思うように、しっかり生きてきたのか…私も胸を張って、そう言えるような人生を送っていきたいと思います。うん、頑張ろう!
  1. 2008/08/21(木) 13:24:42 |
  2. URL |
  3. 詩乃 #-
  4. [ 編集]

ほろり。

>詩乃さん
あわわ、ネタばれですみません!
結末はわかってることなので、つい書いてしまいました~(>_<)
とてもいい作品だと思うので、ぜひ観にいってみてください!オススメですv
偉そうなこと言っててお恥ずかしいですが、理想は高く持とう、ということで!

コメントありがとうございました(*^^*)
  1. 2008/08/21(木) 22:34:43 |
  2. URL |
  3. 月城 #bPjGtGq2
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。